今から3500年以上前にあって、海の民に滅ぼされたヒッタイト帝国の遺跡があるボアズカレ村。カッパドキアやイスタンブールなどのトルコの観光地から少し離れたところにあります。今回は、そのボアズカレ村への行き方と、帰り方を体験談ベースで説明します。
ボアズカレ(Boğazkale)とは
効率的な鉄の製造方法を初めて確立したともいわれているヒッタイトという国が紀元前1800年頃からありました。 現トルコのアジア側(アナトリア)の中心付近に、ハットゥシャという都を築きました。その都「ハットゥシャ」の遺跡が現在でいうボアズカレというトルコの村郊外に存在しています。
ボアズカレへの行き方一覧
トルコ旅行の旅程に組み入れる事があると思います。今回はその旅程に組み入れられるように2つのルート別の行き方を説明したいと思います。
- アンカラ・イスタンブール方面から
- カッパドキア方面から
アンカラ・イスタンブール方面から
アンカラから方面から行きたい場合は、主にバスとタクシーを利用した方法がおすすめです。(イスタンブールから行きたい方はアンカラまで飛行機や高速鉄道、バスなどで移動してください)。
アンカラでは、Ankara Intercity Bus Terminal(トルコ語でA.S.T.I.、アシュティ)というバスターミナルから出発するバスに乗車します(1時間1本くらいずつ出ているようです)。(metroやKamil Koç等のバス会社の窓口でバスの予約を行ってください)。その後、Sungurlu(スングルル)でボアズカレに行きたい旨をタクシーに説明し、連れて行ってもらいます。
代表的な移動方法と金額
僕はルートはこの逆でしたが、参考までに、2019年4月末現在、片道およそ2,800円程度で移動できました。
種類 | 区間 | 金額 | |
1 | バス | Ankara(A.S.T.I.)ーSungurlu | 40TL(~800円) |
2 | タクシー | SungurluーBoğazkale | 100TL(~2,000円) |
カッパドキア方面から
カッパドキアからボアズカレもバスなどで行ける距離になっています。こちらも、バスとタクシーを利用する方法がおすすめです。カッパドキアの街Nevşehir(ネブシェヒル)から、Yozgat(ヨズガット)を経由するバスに乗車します。(metroやKamil Koç等のバス会社の窓口でバスの予約を行ってください)。その後、Yozgatでボアズカレ(Boğazkale)に行きたい旨をタクシーに説明し、連れて行ってもらいます。Göreme(ギョレメ)やAvanosにいる方は30分に1回程度走っているミニバスでNevşehirに行けると思います。
大手バス会社metro社が運行する12:00発のバスに乗車し、17:00前に到着しました。
代表的な移動方法と金額
バスとタクシーの料金を合わせて2019年4月末現在、片道およそ5,200円程度で移動できました。
種類 | 区間 | 金額 | |
1 | バス | NevşehirーYozgat | 60TL(~1,200円) |
2 | タクシー | YozgatーBoğazkale | 200TL(~4,000円) |
ボアズカレからの帰り方(体験談)
今回、ボアズカレ→アンカラへ移動しましたので、その際の体験談をおまけで説明します。
僕はボアズカレにホテルを取りました。ボアズカレは交通の便が悪く、ホテルの方は「ボアズカレのバスはスングルル行きバスが朝夕1往復のみ」と言っていました。僕は旅程上アンカラに早く行きたかったので、ホテルの方に朝にタクシーを呼んでいただくことにしました。そこでタクシーを利用した上で、上記と逆のバスに乗車すれば帰る事ができるかと思います。
バスの予約方法が独特
タクシーには、ボアズカレからスングルルの最寄りのmetroの窓口付近に下ろしてもらいました。それは長距離バスターミナルからは歩いて20分くらいかかる遠い場所でした。しかしそこで次にアンカラへ行くバスを予約すると、セルヴィシュと呼ばれるミニバスでその予約に間に合うように長距離バスターミナルへ無料で送ってもらえることになりました。
その後、9:30(AM)発の長距離バスに乗車する予定ですが、定刻10分前くらい(ギリギリ!)にセルヴィシュは発車し、ほぼ9:30ピッタリにバスターミナルへ到着して乗り継ぎました。
まとめ
約3800年前から作られたヒッタイト帝国の遺跡がボアズカレにあります。アンカラやカッパドキア方面からバスとタクシーを利用して移動する事ができます。ボアズカレの交通状況良くないため、帰りはタクシーをホテル人に呼んでもらうなどをして周りの大きな街に出ることをおすすめします。
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